六月の雨音は
遥かなる時の呼び声

心の奥深くへと響く
大切な想いの奏

梅雨の訪れが
遠い記憶を呼び覚まし

想いの中に埋もれた涙は
波紋となり広がる

忘却の彼方の涙の雫が
今年も涙雨に変わり


心から零れた涙雨
今年の涙は何色でしょう



六月の雨


六月の畔を彩る
紫陽花の鮮やかさ

鮮やかな紫陽花が
私の心を映しとる